與右衛門随想録〜中学受験2024

息子の2024年中学受験までの記録

これまでやって来たこと(算数編)

 本当かどうか、妻がママ友から、最近では低学年の間は希学園、高学年でサピックスに通い始める子が多い、と言う話を聞いて来ました。この話の信憑性はともかく、算数の出来が受験の結果に大きな影響を及ぼすこと、関西系の塾は算数に特に力を入れていることを考えれば、あながち否定もできないかとも思いました。


 息子にも1・2年生の頃に、希学園の最高レベル演習の教材でもある「スーパーエリート問題集」をやらせたりもしました。ただ、低学年で学習することは四則演算などの算数の、いわばツールの使い方です。難問に仕立てた文章題でそうしたツールを使って、低学年の間に練習することにどれだけの意味があるのか、と言う気がして来てやめました。ちょっと難しい文章題ぐらいなら、学年が進めばそんなに特別なことをしなくてもできるようになるものも多いかなと思ったのです。


 それよりも、思考方法の引き出しの数を増やそうと、算数オリンピックの過去問や思考力、パズル系の問題集を中心にやらせるようにしました。これには、計算力をつけるためのパターン学習である公文とのバランスを取るという目的もありました。


 主に使ったのは「算数ラボ」と「きらめき算数脳」でした。「算数ラボ」はそれほど難易度は高くないので、1学年上のレベルを1日1問程度のペースでやらせました。今回の組分けテストの推理の問題に抵抗なく取り組め、平均をだいぶ上回ることができたのは、こうした取り組みのせいかと勝手に思っています。